しおん/（34）

第二十四話♥️～触れられた秘密～

彼女の指が胸に触れた瞬間、息が止まった。
誰にも知られたくなかった、
自分の中でも閉じ込めてきた感覚。

「……ここ、感じるんだよね？」
耳元で静かに囁かれた声が、心の奥に届く。

思わず目を伏せた。
否定の言葉が喉まで上がるのに、声にならない。
触れられるたびに呼吸が乱れる。


あの頃の苦い記憶がよみがえる。
笑われた痛みと、いま溢れてくる快感が混ざって、どちらがどちらなのか分からなくなる。

「いやだ、見ないで……」
かすれた声が、静かな部屋に落ちた。

けれど、彼女は目を逸らさない。
その視線が、恥ずかしさをやさしく撫でるようで、胸の奥がゆっくり溶けていく…。


To be continued❤️
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M性感の世界感をお届けしたくて、
あなたの視点で書いています💖
あくまで『世界観の物語』実際のプレイとは異なる描写もありますので悪しからず…🩷

前回のお話が気になる方は…
第二十三話♥️～待てない～
を読んでくださいね。



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