しおん/（34）

第十七話♥️～触れる～

「………ッ!!」

思わず、息が漏れた。
その声が自分のものだと気づくまで、
ほんの一瞬の間があった。

彼女の指先が、軽く触れただけ。
それなのに、胸の奥から何かが立ち上がる。

(信じられない。)

普段なら何の反応もない場所なのに…
彼女の指がそこに触れた途端、
身体のどこかで何かが弾けた気がした。

「感じないんじゃなかったっけ…」

彼女の声は、優しく、
そしてどこか試すようだった。

「……普段は、感じない、です。」

答えながら、声が震える。
その震えを聞き逃さないように、彼女は少しだけ笑った。

ゆっくりと、じっくりと指先が肌をなぞる。
その動きに合わせて、熱さが波のようにじわじわと広がっていく。

もう、逃げられない……
触れられた場所だけじゃなく、
心までもが反応してしまっていた。


To be continued❤️
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M性感の世界感をお届けしたくて、
あなたの視点で書いています💖
あくまで『世界観の物語』実際のプレイとは異なる描写もありますので悪しからず…🩷

前回のお話が気になる方は…
第十六話♥️～誘い～
を読んでくださいね🥰



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