しおん/（34）

第十三話♥️～恥辱の快感〜

「ねぇ……もっと触ってほしいの？」

彼女の静かな囁きが落ちる。
その声は冷たくもやさしくもなく、
ただ俺の理性を確かめるようで……

彼女が一歩近づくたびに、
空気に混じって漂う甘い香りが、
意識をふわりと溶かしていく。

……忘れられなくなるような、甘い芳香

「触って……ほしい…」

その言葉が、喉の奥からこぼれた瞬間、
胸の奥で何かが崩れ落ちた。

自分が『お願いする側』になる――

そんなこと、
これまで想像すらしたこともなかったのに。

彼女の微笑みが、
ゆっくりと形を変える。

｢ん？なに？触ってください…かな…？」

優しさと支配、その狭間にある笑み。


「あぁ……もっと、触ってください……」

その言葉を繰り返すたび、
羞恥よりも先に、

“求めてしまう自分”を認めていくことになる


To be continued❤️
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M性感の世界感をお届けしたくて、
あなたの視点で書いています💖
あくまで『世界観の物語』実際のプレイとは異なる描写もありますので悪しからず…🩷

前回のお話が気になる方は…
第十二話♥️～もっと深くへ〜
を読んでくださいね。

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