しおん/（34）

第五話♥️〜ドライ〜

彼女がゆっくりと笑う、


「やっと、素直になれたね…」


背筋を不思議な感覚が染み渡っていく…

彼女はベッドサイドに腰かけ、脚を組み
視線をゆったりとこちらに向ける。

その仕草だけで、呼吸は浅くなる。
視線を逸らすことができない……
鼓動が早くなる……


「ねぇ、あなたはどうなりたいの？　

気持ちよくなりたい？

それとも、もっと深く……？」

問いかけられても、すぐには答えられない。


言葉にするよりも先に、
彼女の目がすべてを見透かしていたから。

「ねえ…ドライオーガズム、知ってる？」


そう囁きながら、
彼女の指先がゆっくりと僕の首筋をなぞる。


背筋を電流が駆け上った。
思わず身体が跳ねて、震えた……

逃げる場所は……、もうない。

To be continued...💐


少しでも、M性感の世界を知っていただきたく
しおんが文章を紡いでいます。

実際のプレイとは異なる描写もありますので
悪しからず♡

前回のお話が気になる方は…
第四話♥️〜委ねる〜
を読んでくださいね。

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しおん╰⋃╯