大阪店 11時-ラスト
ももか/(30)
T163/ B92(G)/ W62/ H100

悪女の矜持
……ここが、例の研究所。
任務のため潜入してきたはずの女刑事さん、もうこの時点で私の罠に足突っ込んでたんやけどなぁ…
本人はまだ気づいてへん。可愛いよね、そういうところ。
「お疲れさま。……やっと来てくれたん?」
声かけた瞬間、びくって肩揺らすんやもん。
私、ちょっと笑ってしまった。
腕を取って奥へ連れていったら、背後から研究員たちがすっと囲む。
この時点で、もう逃げ道はなかったはずやのに…
それでも必死に抵抗しようとする顔が、またたまらん。
「触るなっ…離せ!」
強気な瞳で睨んでくるんやけどね、
塗り込まれた最新の媚薬が、もう身体の奥までじわじわ広がってる。
知らん間に、呼吸まで私に合わせてしまってるんやもん…。
「抗えば抗うほど、効きやすくなるん知ってる?ふふ」
耳元でそっと囁いたら、女刑事さん、ちょっとだけ震えた。
汗と一緒に薬の熱が浮き出てきて、
その赤く染まった頬を見た瞬間、
……私、楽しくて仕方なかった♡
「大丈夫。あんたは私に委るしかないのよ…?」
そう囁いたら、抵抗してた手がゆっくり緩んでく。
視線はまだ私を睨んでるはずやのに、
身体は、もう、言うこと聞いてない。
媚薬で高鳴る心臓、くすぐられる感覚、
自分でも気づかんうちに“快楽”の方に溺れていってる。
その変わっていく瞬間を間近で見届けるのが、
私にとっては一番の愉しみ。
そして──
最後の一線を越えた瞬間、
媚薬で熱くなった身体がビクリと跳ねて、
ももかを見上げるその瞳が完全に“降参”を告げた。
「……もう、ももかのモンやで」
耳元でそう告げたら、
抵抗してたはずの指先が、そっと私の腰を掴んできた。
この瞬間、君は完全にももかに堕ちた。
──抗うんやったら、もっと本気でおいで。悪女にも"矜持"ってもんがあるんやから。
さぁ、はよ捕まえにおいで。