しおん/（34）

そのまま溶けて？

視線が絡んだ瞬間、

胸の奥がふわりと熱くなる。

触れてもいないのに、身体の奥が「待ってた」

と言ってしまう。


「…嫌、じゃないよね？」

耳元で落とされたその声が、

思考の隙間に入り込む。

逃げようとすればするほど、

そこが甘く脆くなっていく。


私のペニ〇バンドが

ゆっくりと奥をなぞるたび

考えることも、言葉を探すことも、

全部溶けていく。


息を吐くたび、

快感の温度が少しずつ高くなって…

気づけば、羞恥も拒絶も、もう快楽の一部。

ただ、見られている。

その事実だけで、

心も身体も委ねてしまいたくなる。


――このまま、全部。

理性ごと溶かされて、

欲しいという感覚だけ残ればいい。

そうなったら、きっともう戻れない。



しおん( * ॑꒳ ॑*)


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