大阪店 11時-ラスト
ももか/(30)
T163/ B92(G)/ W62/ H100

溺れたいんでしょ?
黒い薄布が、熱を閉じ込めている。
顔に落ちるのは、湿った重みと、ゆっくり広がる酸味。
あなたの鼻先を覆いながら、私はその上からじゅっと唾を落とす。
「ほら、動けないでしょ」
足の裏で顎をなぞり、つま先で唇を押さえる。
飲み込めないまま溜まる生ぬるい液が、布越しに頬へと垂れていく。
見えない視界の中で、私の体温と匂いだけが濃くなっていく。
逃げ場のない呼吸は、私のタイミング次第。
焦らし続けたその先——
滝のように降りそそぐ熱が、あなたを丸ごと沈める。
その瞬間、私の支配は完成する。