しおん/（34）

もぅ、止まらないね

あのとき、指が触れた場所

今でも熱が残ってるんでしょ？

意識してなくても、

思い出すだけで“疼く”ってこと、あるよね。

それが…身体の記憶。



わたしの手が、

あなたに合わせて“沈めていった”感覚。

忘れられるわけ、ないよね。

背中越しに抱きしめたとき、

声にならない吐息が震えてた。

触れているのに、壊さない。

壊さないのに、全部奪っていく。

…そういう触れ方で、

あなたの快感、目覚めさせた。



今も、その場所を自分で触れたりしてない？

それってもう、「止まれない」ってことじゃ

ない？

また、続きを感じたくなったら…

そばにおいで。

あの感触、

また思い出させてあげる。



しおんᐕ)‪−‪♡


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