ももか/（30）

優しく包んで、じっくり溶かしてあげる…

ふわっと広がる甘い香りに包まれた瞬間、

緊張していた肩の力が少しずつ抜けていく。

「大丈夫、リラックスして？」

ももかの手が、そっと胸元に触れる。

──優しく撫でるように、じっくりと。

「ほら、こんなに反応してるよ…？」

指先が触れるたび、微かな震えが伝わる。

「恥ずかしがらんでええよ、気持ちいいんやろ？」

くるくる…くるくる…

指先でゆっくりと円を描くように触れていく。

強くじゃない、優しく包み込むように。

ももかの指先が優しく撫でるたびに、

「あれ…？コリコリしてきたね？」

耳元で囁く声が、さらに敏感にさせる。

その瞬間、ビクッと身体が反応するのがわかる。

ももかは少し微笑んで、**「もぅ、硬くなってきちゃったね？」**と囁く。

柔らかい声色が、心の奥まで響いていく。

──「可愛いね、素直になってくれて…」

耳元で囁かれるその声に、

安心感と気持ちよさが混ざり合っていく。

甘々な包み込み、

逃げようとしても、優しい手の中で溶かされていく。

「最後まで、任せて？」

ももかの声が、安心の中で導いていく。