大阪店 11時-ラスト
ももか/(30)
T163/ B92(G)/ W62/ H100

動けないようにしてください、って言ったの誰だっけ?
「ごっこ、しよっか。
“拘束ごっこ”。……ねえ、言ってたよね?
『動けないようにしてください』って。
──じゃあ、叶えてあげる。」
首元にカチャって音が響いて、
リードがゆっくり床を這う。
肌にぴたっとくっつくテープが、右手から順番に…
でも、急がないよ。焦らすの、大事だから。
動きたいのに、動けない。
でもそれが、なんだか心地いい──
そんな顔、してるの見逃さない。
わたしが巻いてるのは、テープじゃなくて、
“わたしの気持ち”。
ちゃんとわかるよね?
包まれてるのは、身体だけじゃないって。
「ねぇ、そろそろ言ってくれる?
『もっと縛ってください』って。
……言ったら、動けないくらい気持ちよくしてあげる。」
大丈夫、怖くないよ。
これ、“優しい拘束”だから。
自由なんて、わたしの声が奪ってあげる。
ほら、もう動けないね。
でもこれは“ごっこ”だから、ちゃんと解いてあげる。
その代わり…また言ってね?
『動けないようにしてください』って。