大阪店 11時-ラスト
ももか/(30)
T163/ B92(G)/ W62/ H100

ヒールの音がしたら、ちゃんと正座して?
前回の残業が終わった夜、
俺はずっと“あの人のお尻”のことを考えてた。
見られてたのは、俺の方だったのに──
視線も、呼吸も、全部、コントロールされてた気がする。
そして、今日また。
ふたりきりの、残業が始まった。
会議室のドアが閉まった瞬間、
ヒールの音が、カツン……カツン……って、
ゆっくり、確実に俺の方へ近づいてくる。
背後からふいに「お疲れさま」って囁かれた時、
呼吸が一瞬、止まった。
……香りがした。
黒ストの布が擦れる音。
かすかに香る柔軟剤と、
あたたかい身体の匂い。
脳が、それだけで反応してしまった。
……パンツの中で、熱が張りついてるのがわかる。
触れられてない。
声も、名前すら呼ばれてない。
なのに、俺の身体が──
“先に屈服”してる。
俺の中に、“あの人に敷かれたい”って欲望があるのを、
初めて自覚した。
手首を掴まれたい。
○首を、確かめるように触ってほしい。
「ダメな子ね」って叱られながら、
犯されるように、愛されたい。
なのに何もされてない。
ただ、すぐそばで息をしてるだけ。
……明日は、何されるんだろう。
怖いのに、待ち遠しい。
俺はもう、あの人に“調教”され始めてる──