いくみ/（43）

サクラサク、サクラチル

こんばんは、いくみです。


私は四国の山奥生まれで、田舎が嫌でどうしても東京に来たかったため、東京の高校を受験しました。

合格発表の日、うちの地域は大雪で、
郵便やさんの原チャリが山を登って来れなかった。


当時の合格発表は電報で(お金かかるからわざわざ東京まで見に行けないし)、郵便やさんが来るのを心待ちにしていたんだけど、、、


そんな時郵便局から電話があり、「お宅に電報が届いてるんだが、雪が酷くて今日はその地域には行けない」と。

「だから、今から電報、読み上げますね」

「えー『サクラサク』、あ、おめでとうございます」

と、電話をとった母から、これを伝聞形式で聞いたのです。

ああ、自分でドキドキ、電報開いて見たかったなあ。こんな人生を変える大事な瞬間のこと、人づてにって、なんか拍子抜けというか間抜けだなあ、、。

まあ、最悪

合格だったから良かったものの、、、でも、あれかー
いくらこっちが気負ってても、そんなもんか。


多分人生ではじめて「温度差」というものを感じた瞬間だったと思う。

昨日はね、わざわざ会いに来てくれたお兄さんにちなんで『サクラ』の思い出でした。


乾杯してくれてありがとう。楽しかったよ。


またね。

いくみさんのアレがいつ消えるのかよくわかりませんが、明日以降の消息にご興味あれば、マイガール登録していただいている方はオキニトークか、それ以外の連絡手段を知っている方はそちらから、メッセージ下さい。