五反田店 11時-翌3時
さき/(30)
T153/ B91(F)/ W58/ H88
だだもれる、色気。
BECK。アメリカのミュージシャン、54歳。
90年代に「Loser」で一躍有名になり、
そのあともジャンルを飛び越え続けてきた、音の旅人。
そんな彼のライブを、生で観た。
白シャツの胸元を無造作に開け、
黒のジャケットを羽織って、ギターを構えるBECK。
その姿だけで、もう会場の空気が変わった。
ラフで余裕があって、そして何より、色気がだだもれてた。
「Loser」のイントロ。
ギターが鳴った瞬間、全身がゾクッとした⚡️
“I’m a loser baby”ってフレーズが、
ただの自虐じゃなくて、
「負けても、立っていればいい」って
静かな強さをたたえて響いてくる。
他の曲も全部、よかった。
「Where It’s At」の軽快なグルーヴ、
「Devils Haircut」の攻めたサウンド、
懐かしくて、でも今のBECKだからこその深みがあった。
54歳の今、BECKはただかっこいいだけじゃなかった。
時間を重ねた人だけがまとう、
深みと余裕と、ギター一本で世界を染める説得力。
昨夜のBECK、
すべてを背負って、それでも軽やかに鳴らしてた。
あれはまさに、負け犬の雄叫びだった🐕🦺