さき/（30）

🎧 濡れた夜に響く。

🎧 DJさきの「今日の一曲」 vol.27


こう見えて、
元DJの音楽オタクなわたし🎵


気まぐれで不定期ですが、
私のおすすめ音楽を紹介していく
このコーナー👏


さて、今日は…


雨の降る夜に、
心に染み渡る一曲。

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雨 / Suchmos



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Suchmosといえば
ジャズやR&Bのエッセンスを取り入れた
都会的で粋なサウンドが魅力のバンド。


その中でもこの「雨」は
夜の帳が降りるように静かに心を包み込む
味わい深い一曲。



実はこの曲、
ペトロールズというアーティストのカバー。



原曲の持つムードを大切にしながら
Suchmosらしいグルーヴが加わり
より官能的で洗練された仕上がりになっている。



私がフェスで生演奏を聴いたときも
音の余韻に浸りながら
じんわりと心が揺さぶられるのを感じた。



ボーカルYONCEの気だるい歌声が
湿った空気のように漂い
耳に馴染むたびに心に沁み込んでくる。



サビでは…


“逢いたい気持ちはこの雨のように
全てを濡らして色を増すように”


と、募る想いを雨に例えている。



そして、曲の冒頭では


“静かに過ぎる日々には色はない
声もない 佇んでいる”
　

と歌われる。



ここで浮かび上がるのは
色のコントラスト。



あなたに会えない日々はモノクロ
でも、会えた瞬間に世界が彩られる



そんな想いが
雨のしっとりとした情景とともに映し出される。



会えない時間が寂しさを募らせ
それが雨のように降り注ぎ
やがて心の奥深くにまで染み渡る。



でも、その切なさがあるからこそ
再び会えたときの喜びは
より鮮やかに、より深く刻まれる。



夜の静けさに耳を澄ませながら
雨音とともにこの曲を聴くと

　

心の奥にしまい込んでいた感情が
ふっと蘇るかもしれない。



現在、Suchmosは活動休止中。


だからこそ
彼らが生み出した楽曲の一つ一つが
より特別な響きを持って心に届く。



そんな、心を静かに揺さぶる一曲。



静かな夜、
少しだけ物思いにふけりたいときに。