さき/（30）

「さす九」と男尊女卑、私の気づき。

最近、「さす九」という言葉を
よく見かけるようになった。


九州の男尊女卑的な文化を
揶揄する表現らしいけど、
私自身、思い当たることがある。


親戚の集まりでは
男性陣がテレビの前に集まって宴会。


女性陣はキッチンで料理を作り、
ひたすら提供する側に回る。


小さい頃はそれが普通だと思っていたけど、
東京に出て驚いた。


こっちでは
男性が料理を取り分けてくれたり、
家事を分担するのが当たり前だったから。


私は、家事を女性が全部やるのが
当然という考え方に違和感がある。


みんなで過ごす場なら
料理や後片付けも自然に分担できたほうが、
もっと楽しいんじゃないかな。


親戚の集まりのような光景は
もう自分の中では
「当たり前」ではなくなったし、


もし自分が当事者になったら、
きっと違う形を選ぶと思う。


むしろ、いっそウーバーで頼んじゃえば
みんなでゆっくり楽しめるのに。


「さす九」は
九州の文化に対する皮肉な言葉だけど、
それをきっかけに考えることも大事かもしれない。


いろんな価値観があるけれど
私は、もっとお互いが自然に
助け合える形がいいなと思う。